近代養蜂の確立を目指した与吉、品質にこだわり続けた重二の思想は、今も絶えることなく受け継がれている。
昭和60年代にかけて相次いで完成した工場では、徹底した品質管理が行われている。
昭和48年に南米に設立された現地法人は、安直な輸入品を廃し、あくまで自社飼育、生産による高品質なはちみつの入手を目指した。
はちみつは蜜源花別に分類した高品質が定評となり、高いブランドイメージを築き上げた。
また昭和43年には「ミツバチ産業株式会社」を東京に設立し、販路を広げた。はちみつの優れた特性を生かした洋菓子をつくり上げ、「ハニーファーム」ブランドで昭和62年に販売を開始した。
この頃、中国で養蜂技術交流等を行い、現地で藤井養蜂と同じ方法で採蜜方法を実施している。
さらに、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、ヨーロッパへは、自ら現地に足を運び採蜜地を養蜂家の目で確認し商品化している。 |
昭和40年代 転飼先の宿には、近所から
一升瓶を抱えて蜂蜜を買いに来られていました。
昭和48年 コロンビアに現地法人設立
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